平成23年宇宙開発委員会(第19回) 議事録 [宇宙開発委員会]

通信ノイズとか地震対策とか。

 ただ、事故究明の過程の中で、主局に比べて、従局がノイズに弱いということがわかってきました。結局、ノイズ源というものを、大きいものから次々に改修していったわけですけれども、そのために、何か場当たり的にやっているというご指摘も受けましたけれども、結果的に、従局で草刈り機を運転するとノイズが出るという事象が判明しました。主局で同じことをやってみても、起きません。

                   _, ._
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 草刈り機wwwwwww、、、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ただまあこれは別に打ち上げ中に草刈りをやるという話ではなくそういう外的要因があり得るという話なので、何が影響するかというのは実に微妙です。

【池上委員長】 あそこは津波に対しては強いということになっているのですよね。

JAXA(坂爪)】  射点は、20メートルぐらいありますので、大丈夫です。ただ、種子島宇宙センターとしては、一般の人が入る展示館が一番低い位置にありますので、今、それをどうやって行うか、悩んでいるところです。
 ただ、今回の地震のときも、熊野という、宇宙センターの北側に湾があるのですけれども、そこが、ちょっと引っ込んだような形になっていまして、そこで津波によって1m50cmぐらい海面が上がっているのですけれども、宇宙センターの方は、40〜50cmも上がらないような状況でした。だから、かなり地形に左右されるような状況であるとは思っています。

【池上委員長】 最近、地震はどうなのですか。今も東北地方、日本列島全体が、余震なのか、それとも新しい地震なのか、わからないようなものが頻発しているのですが、種子島はどうなのですか。

JAXA(坂爪)】 非常に少ないです。ただ、少ないわりに、平成7年か8年に、ものすごく大きな地震がありまして、水平震度が450ガルぐらい出ました。0.5Gぐらいです。そのときに射点設備にある液体水素のランタンクのアンカーボルトが伸びるような現象まで起きました。すべてのタンクは空だったのですけれども、液体水素は比重が軽いものですから、軽いときの安全率が、液体水素のタンクだけ低かったということだったと思うのですけれども、それが一番大きな、そういう地震に対する不具合です。
 ただ、それも、数百年に一度起こるか、起きないかの地震だから、元のとおり復旧すればいいということだったのですけれども、やはり同じものが起きたときに保たなければいけないので、多少補強をしました。

ちなみに阪神淡路では直下型で800ガルくらい、先の大震災では福島第1付近で500ガルほどだったようで、あのあたりでもだいぶ強い地震が起こるんですね。展示館は低いですが、そこに至る道を辿っていくとおそらく数十mくらいの高さになりますのでわりと避難できそうな気がします。