三菱重工やNEC、ロケット・衛星の生産増強 アジア受注拡大狙う [日経]

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 三菱重工は4トン級の大型衛星を打ち上げることができるH2Aや、一回り大きくしたH2Bを生産している飛島工場(愛知県飛島村)の能力を高める。現在は年約4基生産できるが、受注状況をみながら建屋を拡張し、年5基体制にする方向で検討している。投資額は数十億円の見込み。

 IHIはロケットエンジンに燃料を送り込む装置「ターボポンプ」をつくる相馬工場(福島県相馬市)の生産能力を5割増の年7〜8台に増やす。子会社のIHIエアロスペース富岡事業所(群馬県富岡市)で製造する補助推進装置(ブースター)も受注増にあわせて増産体制を整える。

 NECは経済産業省の小型衛星プロジェクト向けに開発した衛星の基幹システムを活用し、小型衛星を開発する。府中事業場(東京都府中市)の生産体制を見直し、従来5年ほどかかっていた生産期間を2年に縮める。三菱電機も30億円をかけ、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)に建屋を新設。2013年3月末をメドに衛星の生産能力を年8基に倍増させる。

これらをパッケージ化してトップセールスあるいはODAという流れが出来つつあります。