有人宇宙船打ち上げ延期か=NASAと対応協力−ロシア [時事]

インタファクス通信は25日、ロシア航空宇宙関係者の話として、9月22日に予定されていた同国の有人宇宙船「ソユーズTMA」の打ち上げが10月後半に延期される公算が大きいと伝えた。

プログレス補給船の失敗、ISS運用に大きな影響はない [sorae.jp]

記者会見では、ISSプログラム・マネージャーのマイケル・サファディーニ氏(Michael Suffredini)は「スペースシャトルの最後のミッション(STS-135)のおかげで、ISSの食糧、水、推進剤などは十分にあり、クルーの活動に大きな影響はない」と述べ、「最悪の場合、実験回数は減るが、ISSは3人でも十分運用できる」と説明した。

現在、ISSには日本の古川聡宇宙飛行士を含む、第28次長期滞在クルー6人が滞在しているが、そのうち、アンドレイ・ボリシェンコ宇宙飛行士、アレクサンダー・サマクチャイエフ宇宙飛行士、ロナルド・ギャレン宇宙飛行士の3人は9月8日に帰還する予定だった。

しかし、交代となる第29次長期滞在クルーの3人を乗せたソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-22)の打ち上げは、今回の事故原因が特定できるまで延期されるため、NASAロシア連邦宇宙局はボリシェンコ宇宙飛行士らの滞在を延長する方針だ。

ただ、ボリシェンコ宇宙飛行士らの滞在延長も最大で50日間程度だと考えられるため、事故原因の特定に時間がかかった場合、ISSの常時滞在クルーが3人に減る可能性もある。

「プログレス」落下の原因は、エンジン・トラブル [VOR]

所定の軌道に達することができず、その後落下した宇宙貨物船「プログレスM-2M」の事故原因は、11Д55エンジンの作動不良だった。 これは25日、事故調査委員会の作業に参加している宇宙ロケット分野のハイクラスの専門家筋の情報として、リア・ノーボスチ通信が伝えたもの。

有人打ち上げでも共通している部分ですから、慎重にならざるを得ません。