「宇宙製物質」持ち帰れ JAXAが無人船設計に着手 [日経]

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 宇宙航空研究開発機構JAXA)は国際宇宙ステーション(ISS)から物資を持ち帰る無人輸送機の詳細設計に入った。宇宙で作った新材料などを小型機に収め、地球に届ける。今年度予算からまず約5千万円で機体の形を決める風洞試験を始める。小惑星探査機「はやぶさ」を参考に帰還技術も確立する。総開発費は約300億円を見込み、2016年以降に打ち上げる構想だ。JAXAは有人宇宙船への発展も視野に入れている。

 HTV―Rは再突入しても燃え尽きないカプセル型の小型機をつなぐ。カプセルは複数の試案から直径4メートル、高さ3.8メートル程度と大きなタイプに絞った。約1.6トンを積み込める。宇宙空間で合成したたんぱく質を冷蔵庫で冷やしながら運んだり、故障した実験機器を回収したりする。地球上空に達した後、パラシュートで地上に落下。はやぶさで培った電波技術で位置を特定し、物資を確実に回収する。

なんとか早めにまとまった予算が欲しいところですな。