スパイ衛星の運用組織 防衛・警察が人事独占 [赤旗]

 同センター幹部の構成をめぐっては、吉井議員が6月、歴代の所長と次長がほとんど防衛省警察庁出身者である問題について質問主意書を提出。政府は「幹部職員の人事については、適材適所の観点から行っている」と回答しています。

 一方、幹部と内閣事務官の合計は、他省庁からの出向者73人、併任者111人の計184人(グラフ)で、全職員330人(定員219人と併任者111人)の過半数となっています。また、出向・併任者の3分の2以上を防衛省警察庁公安調査庁が占めており、軍事偵察衛星としての性格を改めて浮き彫りにしています。

 このほか、民間からの採用状況は明らかにしていません。

 吉井英勝議員の話 3月11日の地震津波の被害や福島第1原発事故の状況について、情報収集衛星の画像を公開するように何度も要求してきたが、政府は拒否し続けている。今月の台風12号の被害についても、土砂ダム決壊や深層崩壊の危険性について重要な情報が得られるはずなのに、これも画像を表に出さない。

 大規模災害への対応を導入目的に掲げながら、実際に活用しない背景には、軍事に偏重した異常な人事がある。徹底的に追及したい。

別に防衛利用と割り切るならそれはそれでいいんじゃないかと思いますが、JAXAがワリ食っている分を元に戻してALOS-3とかに割り振ってくれと言いたいところです。あとブコメで性能不足を疑うコメントがちらほらありましたが、それは無いでしょう。IGSは光学実証機から抜本的にバスを見直してますし、一般向けのALOS-3やASANRO-1ですら80cm以下を堂々と狙える技術水準にあります。