中国初の宇宙ステーション「天宮1号」、発射台へ [sorae.jp]

中国の有人宇宙プロジェクトは9月20日、中国宇宙ステーションの実験第1号機「天宮1号」を載せた長征2号Fロケットを発射台へと移動させ、9月27日から9月30日の間に打ち上げを実施すると正式に発表した。

北京時間9月20日9時(日本時間10時)、「天宮1号」を載せた長征2号Fロケットは酒泉衛星発射センターの組立試験施設から運び出され、発射台に据え付けられた。いよいよ打ち上げに向けての最終準備が始まる。

「天宮1号」の打ち上げは元々8月中旬に予定されていたが、8月18日に長征2号丙ロケットの打ち上げが失敗し、その影響で延期されていた。中国運搬ロケット技術研究院(CALT)は9月7日、長征2号丙ロケットの打ち上げ失敗原因を特定し、対策も施し、「天宮1号」の打ち上げ準備作業も再開した。

ドッキング目標機「天宮1号」、9月27-30日に打上げへ [人民網]

 「天宮1号」の主な任務は、▽宇宙空間での宇宙船とのドッキング実験▽ドッキング技術のブレークスルーと掌握▽ドッキング目標機の提供▽長期間軌道上で運行し、人が短期間滞在可能な宇宙実験室プラットホームの構築▽宇宙ステーション建設に向けた経験の蓄積▽宇宙での科学実験▽医学実験▽技術試験--など。

 「天宮1号」は推進燃料の注入後、組み立て棟にてロケットと結合し、20日9時、発射地点にまで移動した。発射場では今後数日間にわたって各機能のテストが行われ、最終的な検査と確認を終えた後、ロケットに推進剤が注入され、打上げが実施される。

神舟8号、11月打ち上げか 年内にドッキングと中国紙 [産経]

 21日付の中国紙、羊城晩報(電子版)によると、有人宇宙船「神舟7号」のプロジェクト関係者は20日、同紙の取材に対し、無人宇宙船「神舟8号」を11月に打ち上げる予定で準備を進めていることを明らかにした。打ち上げの数日後に、無人宇宙モジュール「天宮1号」とのドッキング実験を行うという。

 また、今月末に予定されている天宮1号の打ち上げが成功すれば、2年以内に「神舟9号」「神舟10号」を打ち上げ、それぞれドッキング実験を行う予定で、現在女性の飛行士を訓練中。2015年までに「天宮2号」、「天宮3号」を打ち上げる計画だという。

こちらもようやく打ち上げ日時が決まったようです。すでにロールアウトされ射点で準備が進められている模様。