古川さん、22日帰還=宇宙の5カ月半「早かった」−カザフスタン草原に着陸 [時事]

 古川さんは外科医出身で、1999年に宇宙飛行士候補に選抜。12年間の訓練を経て、初飛行で船長補佐を務めた。長期滞在は若田光一さん(48)と野口聡一さん(46)に続き3人目で、連続滞在としては野口さんの163日を上回る。
 古川さんは6月8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から新型ソユーズの2号機で出発。滞在中は医師の経験を生かし、自分の心拍数や脳波などを測って診断する医学実験を担当したほか、がんの治療薬開発などにも従事した。また本人の強い希望で、東日本大震災の被災地との交信も積極的に行った。
 滞在中の8月24日には、ISSへの物資補給船を搭載したソユーズの打ち上げが失敗。この影響で、当初16日の予定だった帰還日は22日にずれた。宇宙航空研究開発機構などによると、延期を知った古川さんは「それはいい。長くなっても構いません」「ぎりぎりまで実験ができるのはうれしい」と明るく話したという。

ニュース記事とかで地上交信イベントの参加が多いなと思ってたら、ご本人の希望だったそうです。粋ですなあ。