「はやぶさ2」についてメール送った
大変お忙しい中、ぶしつけなメールを失礼します。
先日の報道にもありましたように、来年度予算枠において「はやぶさ2」を含む
プロジェクトについて相当の圧縮を求められている、との話を耳にしました。
震災あり、不況ありの厳しい財政状況の中で決して全てに満額とはいかないと理解しておりますが、
特に「はやぶさ2」にはそのミッションを成立させるにあたって物理的なリミットが存在します。
惑星間軌道での会合機会は大変シビアなのです。
「みちびき」「だいち2」などもそれぞれの意義を理解し応援しておりますが、
かつて「はやぶさ」が科学・工学的に、あるいは社会的にも大きな存在感を示した以上に、
「はやぶさ2」は有機天体を探査し、試料を持ち帰り、生命の根源の一端を明かそうという
間違いなく世界第一線の探査ミッションであります。
私自身、6年前に初代はやぶさのイトカワ探査を目の当たりにし、宇宙開発に夢中になり、
宇宙探査にとどまらず観測衛星・通信衛星・有人計画など様々なプロジェクトに関心を持ちました。
実用・科学という枠にとらわれずその裾野はとても広いのではないかと思っています。
来年度の予算として縮減は免れ得ないとは思いますが、どうか計画そのものを
成立させられるよう一定の予算措置をお願い申し上げます。
推敲も何もありませんが、とにかく簡潔に、斜め読みでも何となく読めるように書きました。せっかくなので載せておきます。