NEC、2014年度の打ち上げを目指し「はやぶさ」後継機の設計に着手 [NEC]

NECは、宇宙航空研究開発機構JAXA)が開発する小惑星探査機「はやぶさ」の後継プロジェクトとなる「はやぶさ2プロジェクト」において、探査機システムの設計に着手します。

当社は、本プロジェクトにおいて、JAXAの指導のもと、「はやぶさ」後継の探査機システムの設計を担当します。また、Kaバンド通信(注1)、中間赤外カメラ(注2)といったミッション機器の設計等も担当します。

はやぶさ」後継機は、JAXAにより2014年度の打ち上げが予定されており、目的地の小惑星1999JU3」への到着は2018年半ば、地球帰還は2020年末を目指して、開発が進められます。その主なミッションは、太陽系の起源・進化の解明や、生命の原材料物質を調べるための有機物や含水鉱物を含むと考えられている小惑星1999JU3」からのサンプルリターンです。

当社は、1970年打ち上げの「おおすみ」以来60機以上にわたり培ってきた人工衛星および探査機のシステム開発製造の実績と、小惑星探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワ」往復の運用経験を踏まえて、「はやぶさ」後継機による世界初の科学的成果創出への貢献を果たしてまいります。
なお、「はやぶさ」後継探査機の概要は別紙をご参照ください。

はやぶさ2開発計画の事前評価了承 宇宙開発委 [朝日]

 文部科学省の宇宙開発委員会は25日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の開発計画について、妥当とする事前評価を了承した。新年度予算案では概算要求の半分以下に圧縮されたが、宇宙航空研究開発機構は「2014年中の打ち上げをあきらめず、工夫して進めていきたい」と話している。

おっしゃきたー! 懐が厳しいのは相変わらずですが、あとは肝心の機体製造がつつがなく進められるよう祈るばかり。