降水量を高精度に測定 衛星搭載レーダーを公開 [産経]

 宇宙航空研究開発機構は9日、平成26年初めに打ち上げ予定の地球観測衛星に搭載する、降水量を高精度に測定する高性能レーダーを筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開した。水資源の管理に役立てるほか、台風の進路や洪水、天気の予測精度向上などを目指す。

 同機構の小嶋正弘プロジェクトマネジャーは「現在の降雨観測衛星と違って高緯度地域をカバーできるようになるほか、難しかった雪や弱い雨の観測も可能となる」と話した。

 衛星の開発は、日本やアメリカなどが参加する国際プロジェクトの一環。最終的には主衛星1機と副衛星8機で地球全体を網羅する。今回のレーダーを搭載する主衛星については衛星本体を米航空宇宙局(NASA)が開発、打ち上げは日本のH2Aロケットが使用される。

お、これはGPM衛星に搭載するDPRですね。TRMMの後継機として開発中。

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