宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の準備状況について [JAXA]

予定としては4月18日頃に全機結合されるようです。打ち上げ日時については触れられず。
今回は色々仕様変更が加えられていますが、目に付いたのはRCSとメインスラスタを国産化、近傍通信システム(PROX)のトランスポンダのもう片方も国産化、誘導制御系ソフトウェアの更新など。今回もNASAの物資が暴露パレットに搭載されています。搭載質量は暴露0.8t、与圧3.3tで計4.1tくらいでしょうか。「きぼう」から放出する小型衛星はNASA公募からも2機。
気になるのが2種類の再突入データ収集装置。「REBR」は前回も搭載したものだと思いますが、今回はIHIから「i-Ball」というものも追加されます。i-Ballの機能は

  • 温度データ
  • 加速度/角速度データ
  • カメラ静止画データ
  • GPS航法データ:高度50km以下

で、パラシュートも搭載しているそうです。これって以前大樹町で実験していたカプセルですよね? 再突入時に周囲を撮影という、かなり面白いことを実施するようなので非常に楽しみです。ていうかこれやっぱ回収もするんですよね。