星出彰彦 宇宙で楽しく働き未来につながる成果を残したい [JAXA]

 私は、2008年に「きぼう」の船内実験室をスペースシャトルで運んでISSに取り付けましたが、この時は取り付けただけで、長期滞在クルーに引き渡して帰って来ましたので、そこで実験をするところまではいきませんでした。ですから、自分が取り付けた「きぼう」にもどって仕事ができることをずっと待ち望んでいたのです。そういう意味では、ミッションのすべてが楽しみです。

 中でも特に楽しみなのは、滞在中に「こうのとり」3号機がやってくることです。私は2009年の「こうのとり」1号機のときに、宇宙飛行士との交信担当やロボットアーム手順の確認など、地上からサポートさせてもらったので、「こうのとり」への思い入れがとても深いんです。今度は自分が宇宙にいる間に「こうのとり」を受け入れると思うと、とてもワクワクします。

満を持してという感じです。