世界最高感度のX線望遠鏡を開発 名古屋大など [朝日]

 超新星爆発ブラックホールなど宇宙の神秘に迫る世界最高感度のX線望遠鏡を、名古屋大などのグループが完成させた。宇宙航空研究開発機構JAXA)や米航空宇宙局(NASA)などの国際チームが2014年度に打ち上げ予定のX線天文観測衛星「ASTRO―H」の「目」として搭載される。

 望遠鏡は直径約45センチ、高さ約60センチの円筒形。中にはアルミ板を湾曲させて作った反射板約1300枚が、わずかなすき間をあけて同心円状に並べてある。これを衛星の上部に取り付ける。円筒を通るX線は、反射板に当たるとわずかに向きを変え、衛星の下部に尾っぽのように取り付けられた検出器に集められる。集めたX線を画像化し、観測する仕組みだ。

この同心円状の反射板、写真だともはや全く分からないくらい密に敷き詰められているわけですが、これめちゃくちゃ凄まじい精度ですよね。