月探査機「かぐや」後継は2017年打ち上げ目標 [AstroArts]

JAXAの岡田達明氏は、2007年〜2009年に月探査を行った「かぐや」(SELENE)の後継機「SELENE-2」のプランを語った。

2017年の打ち上げを目標とする「SELENE-2」は、着陸船と探査車で構成される。700kgの周回機と1tの着陸機、200kgまで積載できる100kgの探査車を想定しており、活動期間は2週間だ。着陸候補地としては、アポロ14号が着陸した場所など11箇所が考慮されている。

また韓国の代表者によれば、韓国も探査車にX線分光装置を搭載するという形で「SELENE-2」に参加する予定だという。さらに同国では2023年の月周回機、2030年にはサンプルリターンを計画しており、将来的には火星探査も視野に入れているという。

現状のロードマップとしては来年度のプロジェクト移行審査に通るかどうかという所。しかし少なくとも「かぐや」から10年空いちゃうんですよね。まあ当初言っていた「2010年代前半」から数年遅れではありますが、何とか通って欲しいものです。