米軍の宇宙監視衛星、運用開始=数千のごみを常時把握 [時事]

 【ワシントン時事】米軍が2010年9月に打ち上げた宇宙監視衛星が先週、本格運用に入った。既存の人工衛星や数千に及ぶ宇宙ごみの位置、状態を常に把握する能力を備えている。
 米軍は中国による07年の衛星破壊実験なども踏まえ、「宇宙戦」に備えた体制確立を急いでおり、監視衛星の稼働はこうした戦略に沿った動きと言えそうだ。
 米空軍宇宙司令部によれば、監視衛星は今月17日に本格稼働を開始した。「標的」を迅速に捕捉できる可視光センサーを備え、従来の地上からの観測と異なり、天候や大気の状況と関わりなく、より広範囲の宇宙空間を24時間監視することができる。新たな衛星打ち上げなども捕捉、追尾可能という。

2010年9月に打ち上げられた軍事衛星というと、NROL-41でしょうか。低軌道を周回しているようですが、可視光で検出するというのはどういう仕組みになってるんでしょう。