火星探査機「キュリオシティ」の試運転成功、探査に出発へ [CNN]

キュリオシティは着陸地点の「ゲール・クレーター」で、16分間かけて前進と後退、120度の方向転換を行った。動いていた時間は4〜5分だったという。

これで「仮免許」を取得したことになり、次は現在地から400メートル東南東のグレネルグという地域を目指す。この地域は地層のある岩盤など3種類の地形で構成されており、掘削などの調査を予定している。

次いで岩盤層が堆積してできたシャープ山(高さ約4800メートル)に向かい、さまざまな地層を調べて生命が存在していた痕跡を探す。この目標に到達するまでに1年ほどかかる可能性もあるという。

機材の点検を行った後に出発し、まず1日あたり10メートルのペースで移動して、写真撮影や障害物発見の機能をチェックする。次いで1日あたり20〜40メートルのペースに加速する。システムが問題なく機能すると確信できれば、1日あたり50〜100メートルの移動も可能だという。

おお、ついに第一歩を踏み出しました! 原子力電池を搭載していますがその電力はごく微弱ですし、慎重に進まないといけないのでそのスピードはとてもゆっくりです。一日一歩三日で三歩、千里の道も一歩から。


あと、素晴らしい動画が公開されました。



キュリオシティが着陸する様子を搭載カメラで連続撮影し繋げた動画です。低画質版は当日公開されていましたが、高画質データを受信してハイビジョン画質になりました。管制室の音声も相まってとても臨場感がありますねー。