もう「チリ」なんて言わせない、はやぶさ2ならグラム単位も!? 〜サンプラーの仕組み【後編】 [MONOist]

大塚さんの連載が届きました。

 だが、全く同じかというとそうではない。実は外側からは見えない、内部の機構が少しだけ変わっている。「はやぶさ2」では、ホーン先端部の内側に、初代にはなかった小さな“返し”が追加されているのだ。

 この“返し”を構成するのが、幅2mm、長さ4mmほどの薄板状のツメだ。これがホーン先端の内側にびっしりと並べられている。タッチダウンの際、これらのツメが小惑星の表面にザクッとめり込み、探査機が上昇する勢いを利用して、引っかけた砂粒や小石を持ち上げ、回収するというわけだ。

これが面白いですよね。返しというか櫛というか、様々な大きさの砂礫に対応できるように様々な間隔を設けてあります。なるほどなーという感じ。サンプルキャッチャーも3室に増やされ、カプセルはメタルシールによる密閉に。