恒星系からはぐれた「浮遊惑星」を発見、欧州南天天文台発表 [AFP]

「CFBDSIR2149」と呼ばれるこの天体は、何らかの理由で母なる星の引力が及ぶ範囲から外れたと考えられている。宇宙空間を自由に漂う惑星は以前にも発見されていたが、この惑星と地球との距離は100光年余りで、これまで見つかった中では地球から最も近い。

 カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(Canada-France-Hawaii Telescope)の赤外線カメラや、南米チリにESOが持つ世界で6番目に大きな光学望遠鏡「VLT(Very Large Telescope)」を使った観測により、この星が「かじき座AB運動星団(AB Doradus Moving Group)」と呼ばれる若い恒星の集まりの近くを漂っていることが分かった。

 観測チームの推定によるとCFBDSIR2149の年齢は5000万〜1億2000万歳で、表面温度はセ氏400度程度、質量は太陽系で最大の惑星である木星の4〜7倍だという。

なにこれすっごいロマン…