『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観に行ってきた(ストーリーバレ無し)

うむ、呆然としすぎたのでそのまま2周しようかと思いましたが、心を落ち着かせてからもう一度ちゃんと観に行くことにします。ぶっちゃけネタバレツイートの1つや2つ程度では(2chまとめはともかく)到底バラしきれないでしょう。そう言う意味では未見の人は安心して良いかもしれません。


起承転結の「転」にあたる今作ですが、いやあ派手にぶっ転がしにかかったなあとw いや、ある意味では剛速球。破がカタルシス満載の王道展開だっただけに、突き落としっぷりがハンパ無いので心して見に行くべきでしょう。そういう意味ではこれ単体で面白いと思うかどうかはともかく、物凄いことは確かです。やっぱついて行けないわと思う人がいても仕方ないかもですが、個人的な印象でいうとあくまで完結前の「突き落とし」であって、旧劇の「突き放し」ENDとはまた違うのではと思いました。まあどちらとも正直コレどうすんのという感じではありますが、今のところ一部の噂にあったような「眼帯アスカ=旧劇アスカ」のような単純な話ではなさそうです。金曜ロードショーの先行版で違和感を感じたとすれば、つまりそういうこと。新劇ではハッピーエンドにするという監督の言葉を信じるしかないですね。一番信用ならないのは本当に来年中に完結編が公開されるのかどうかということですw


映像や世界観の描写は文句なしです。その分退廃感が凄く、旧劇が好きな人にはおそらくたまらないでしょう。アクションシーンは前半と後半にしっかり用意されているので見応えはありますが、正直なところ多くの観客のボルテージはシンジ君とシンクロ率400%突破ではないでしょうか。上映時間が95分で「ちょっと短くね?」と観に行く前は思ってましたが、あれ以上やるとむしろ脳に悪いですね。ボリューム的にはやはり完結編と分けて正解。考証スレでは結構納得のいく考察が書き込まれてましたが、果たしてどこまで明示するんでしょうかねえ。


あと宇宙的な部分でいうと冒頭のフライバイ描写が大変ご馳走様でした。最初真っ暗から始まって何のオペレーションかと思ってたら「Jettison」という単語が流れてきてピンときたのはちょっと毒されすぎですねw ちなみにあのあたりの軌道描写はわりとガチ計算されているので折り紙付きです。