韓国初の宇宙ロケット「羅老」、打ち上げ控え最終リハーサル完了 [中央日報]

28日、韓国内のメディアによると、韓国の教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院はこの日午前9時半に始まった「羅老」3次打ち上げの最終リハーサルを午後3時半に完了したと発表した。

きょう行われた最終リハーサルは、打ち上げ状況を仮定し、管制システムを利用して発射体や発射台および追跡システムのそれぞれについてシミュレーション運営を遂行した。打ち上げリハーサルの結果についてのデータ分析には数時間がかかるものと予想される。

韓ロ研究陣は、午後7時ごろに「羅老」3次打ち上げ管理委員会を開催し、打ち上げリハーサルの完了状況や現在を基準とした明日の気象予報を確認するなど打ち上げ準備の異常の有無についての点検を行う計画だ。

どうやら明日の打ち上げに向けて順調に進行中のようです。打ち上げ時刻は29日16時頃を予定していますが、推進剤充填はその2時間前から開始されるシーケンスとなっています。液体推進剤はあまり温度の低くない液酸/ケロシンなのでそんなに時間がかからないんですね。

羅老号、発射台に装着 [東亜日報]

同日、軍当局は羅老号の軌道追跡のためにイージス駆逐艦世宗大王(セジョンデワン)艦と西突柳成龍(ソエリュソンリョン)艦を南海岸へ出動させた。合同参謀の関係者は、「世宗大王艦は羅老号打ち上げ直後の最初探知から2段ロケットが点火されるまで、西突柳成龍艦は2段ロケットの燃焼が終わる時点まで飛行軌道を追跡するようになる」とし、「9月、海軍に引き渡されて戦力化過程を踏んでいるイージス3番艦である西突柳成龍艦は、初めてロケット追跡任務に投入される」と話した。イージス1番艦の世宗大王艦は4月、北朝鮮が東倉里(トンチャンリ)ミサイル基地で打ち上げた長距離ロケットを打ち上げ54秒後に探知して米国と日本のイージス艦より先に飛行軌跡を正確に追跡している。

イージス艦まで出動させるんですねえ。まあ確かに日本における小笠原諸島のような、追跡所を置くのに都合の良い離島は無いでしょうし。


ちなみに当日はこちらなどで中継が観られるようです。