探査機「グレイル」が最後に見た月の動画 [AstroArts]

今回公開された動画は、運用終了を3日後に控えた2012年12月14日に最終チェックのために撮影されたものだ。この時グレイルは北半球裏側のジャクソンクレーター付近10km上空を飛んでおり、大小のクレーターが刻まれた月面の様子を、エブの機体前後に搭載されたカメラがとらえている。


詳しい仕様はよく知りませんが、このカメラも放射線などに耐え最後までしっかり動作しましたね。


ちなみにこれで思い出しましたが、「かぐや」も落下直前にいろいろ撮影しています。


こちらは落下する1周回前に撮影されたHDTV動画です。

月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラ等による制御落下軌道の立体視動画等の作成の成功について [JAXA]


こちらは落下12分前に地形カメラで観測したデータを立体化したものです。

月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)によるラストショット画像の撮影について [JAXA]

そしてこちらはHDTVカメラで落下数分前に静止画撮影した画像。こうして見ると、どちらも最後までよく働いてくれたなと感慨深くなります。