損傷したANA787型機のバッテリー、JAXAのCTスキャンで検査 [ロイター]

JTSBは、ANA機のバッテリーを調布航空宇宙センター飛行場分室(東京都三鷹市)に持ち込み、23日まで検査する予定。大型のCTスキャンでバッテリー全体を撮影し、損傷状況を確認する。JTSBと米運輸安全委員会(NTSB)の調査チームのほか、製造元であるジーエス・ユアサコーポレーションのエンジニア、電源系を設計したフランスのメーカー関係者も立ち会う。バッテリーはCT撮影後、京都府にあるGSユアサに持ち込み、分解してセルの1つ1つを解析する。

JTSBはGSユアサがセルを納入している仏国防企業タレスや、バッテリーの充電器を設計・製造している米国の装備品メーカーについて調査を行う予定は「現時点でない」としているが、必要性が生じれば調査するとの姿勢を示している。

調布にあるCTというと調べた限りではマイクロCTX線CTですかね。これらは「はやぶさ」サンプルコンテナの開封前の検査にも使用されています。どうもアメリカの調査だと過電流は確認されなかったということでバッテリ自体が疑われているようですね。事故原因の解明につながることを期待します。
あとGSユアサリチウムイオンバッテリといえばISS向けにも受注してるんですよね。原因はまだ不明ですが、今回の件も踏まえて万全を期して欲しいと思います。