韓国、自力による人工衛星の打ち上げに初成功 [sorae.jp]

 STSAT-2Cを搭載した羅老ロケットは、韓国時間30日16時ちょうど(日本時間同じ)、韓国の南西部にある羅老宇宙センターから離昇、9分後に衛星を軌道に投入し打ち上げは成功した。その後31日3時27分12秒、大田市にある地上局が衛星との交信に成功、正常に動いていることが確認された。

 STSAT-2C(Science and Technology Satellite-2C)は韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)よって開発され、運用される衛星だ。失敗に終わった羅老1号機と2号機に搭載されていたSTSAT-2A、2Bとは異なり、太陽観測望遠鏡などの大掛かりな科学機器は搭載せず、地球周辺の放射線や電子、プラズマなどを観測する装置、地上と衛星との距離を測る装置、新しく開発された宇宙用機器の試験など、比較的簡素な機体になっている。質量は約100kgの小型衛星で、近地点高度292.0km、遠地点高度1511km、傾斜角80度の軌道に乗っている。設計寿命は約1年を予定している。

昨日はノルウェーでビーコンを初受信しましたが、韓国国内の受信局でも正常にテレメトリを取得したようです。

羅老号:冷静に見ればロシアの成功 [聯合]

 羅老号は3回目の挑戦でついに打ち上げに成功した。相次ぐ打ち上げ延期も考えると、11回目の挑戦の末、宇宙への扉を開いた。次の課題は2021年に1.5トンの商用衛星を韓国型ロケット(KSLV2)で打ち上げること。専門家たちは「自力で液体燃料を使う宇宙ロケットを開発すると宣言した2002年に戻ったようだ」と話す。羅老号の打ち上げ成功により韓国が成し遂げたと言えることはあまりないからだ。

KSLV-1の上段は固体ですから、KSLV-2で国産化する液体メインエンジンはまだこれからなんですよね。正直仕切り直し感は否めません。