ES細胞、宇宙へ 放射線影響探る、大阪市大 [共同]

 大阪市立大や宇宙航空研究開発機構茨城県つくば市)は30日、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)を、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で半年〜3年間冷凍保存し、宇宙放射線が細胞に与える影響を調べると発表した。

 人類が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する。世界初の試みで、3月上旬に米スペースX社のドラゴン宇宙船で打ち上げる。ES細胞は体のさまざまな細胞に成長でき、地上へ回収後、受精卵に移植しマウスが誕生するかも確かめる。

宇宙環境が哺乳動物の繁殖に与える影響を調べる実験。DNAの修復機能を排したES細胞も同時に打ち上げ、修復機能の働きについても調べる計画だそうです。