ドリーム・チェイサーの製造にロッキード・マーティン社が参加 [sorae.jp]

 ドリーム・チェイサーはシエラ・ネバダ社が開発中の宇宙船で、民間企業に国際宇宙ステーションへの人員輸送を担わせることを目指してNASAが企画した、CCiCapと呼ばれるプログラムに選ばれている3機種の宇宙船の1つでもある。他の2つがスペースX社のドラゴン、ボーイング社のCST-100と、共にカプセル型なのに対して、ドリーム・チェイサーは小振りながら翼を持っている。

 ロッキード・マーティン社は言わずとしれた航空宇宙メーカーの名門であり、多くの試験・研究設備を持っていることが、今回の契約が結ばれた要因の一つとなった。またドリーム・チェイサーを打ち上げるロケットであるアトラスVも同社が製造しているということもあるだろう。製造が行われるのはルイジアナ州ニュー・オーリンズにあるミシュー組立施設で、ここは以前、スペースシャトルの外部タンクが製造されていたところだ。

おおー、こりゃ盤石の体制ですね。ロッキード・マーティンといえばオリオン宇宙船の主契約者でもありますが、新しい宇宙船がポンポン生まれつつあるアメリカはさすがこれまで育ててきた基盤の厚さだなあという感じです。