火星より遠方の楕円軌道 NASAが解析 [産経]

 NASAの担当者は「落下した隕石が、2012DA14の破片ではなく、全く関係ないことがこの軌道からも明らかだ」と説明している。

 NASAは、アラスカの観測所が捉えた大気圏突入時の音波記録などを解析し、隕石の突入角度などから軌道を割り出した。その結果、太陽を回り、太陽に近いところは地球と金星の間を通る一方で、遠いところは火星よりも遠方になる楕円軌道と判明した。

 NASAは、もともと火星と木星の間に存在する小惑星帯にあった小惑星か破片と見ており、その見方を裏付ける結果となった。

How Do We Know the Russian Meteor and 2012 DA14 Aren't Related? [NASA]

一つの方法は、流星群を見ることである ーオリオン座流星群はすべて母天体であるハレー彗星と同様の軌道を持っている。同様にふたご座流星群小惑星「3200 Phaethon」から生み出されたもので、これもまた母天体と同じ軌道を逸脱せずに周回している。もしロシアの流星が2014 DA14の断片であったのなら、この小惑星と非常に類似した軌道を持っているだろう。(機械翻訳から意訳)

上記リンク先に軌道図が載っていますが、どうやら先日のロシアの隕石はイトカワより一回り大きな楕円軌道を持った天体だったようです。

CIRA researcher uncovers satellite image of meteor [Colorado State University]

これは、アメリカ軍が運用する気象衛星が撮影したもので、分析を行ったコロラド州立大学がホームページ上に公開しました。
衛星写真では、隕石が落下した際にできた白い帯状の煙のようなものが、ほぼ直線に伸びているのが分かります。

先日はESA気象衛星からの画像が届いてましたが、今度は米空軍のDMSPからの画像が出てきました。凄いですねえ。