三菱重、新試験設備を提案へ 大型ロケット用エンジン [日経]

 三菱重工業は26日、大型ロケット用エンジンの試験設備がある田代試験場(秋田県大館市)に、次期エンジン「LE―X」向け設備の提案準備を進めていることを明らかにした。現行の基幹ロケット「H2A」などに搭載されるエンジンより性能を高めるには新たな試験設備の導入が必要と判断した。今後、宇宙航空研究開発機構JAXA)や政府と協議し、2014年度をメドに整備を始めたい考えだ。

 次期エンジンは大型ロケットを打ち上げるための推力を現行エンジンより3割程度高める方針だ。田代試験場は試験設備が老朽化しており、次期エンジンの性能確認が難しいため、新たな建屋を設ける。複数の試験を1つの建屋で済ませることも提案する。試験設備の概要や投資額などは次期基幹ロケットの開発計画に応じて決める。

ということはどうやらLE-Xの実機に取りかかりますか? 2013年度は液体水素ターボポンプなどの実機大単体試験が行われる予定になっています。