米国で25年ぶりプルトニウム生産再開、宇宙探査機向けに [ロイター]

米国は探査機用の放射性物質であるプルトウム238をサウスカロライナ州サバンナリバーの原子炉で生産していたが、1980年代後半に安全上の問題から生産を中止。ロシアからの購入に切り替えたが、同国からの供給も2010年に終了した。

プルトニウムは熱を発する性質を持つことから動力源に利用され、現在でも火星探査車「キュリオシティー」や土星探査機「カッシーニ」などに使われている。

NASAとエネルギー省は、年間1.5─2キロのプルトニウム238を生産する計画。また、NASAは従来の4倍のエネルギーを生み出せる発電装置も開発中で、2016年にも完成する予定だという。

自前での供給を復活させるんですね。最近打ち上げられた木星探査機JUNOは太陽電池のみで電力を供給しますが、別路線として継続するのでしょうか?