種子島舞台に新作構想 作家の川端さん、取材で来島 [南日本新聞]

 小説「夏のロケット」などの作品がある作家、川端裕人さん(48)が、種子島の小学生が若手エンジニアと力を合わせて、ロケット打ち上げを目指す新作を構想中だ。16日まで3日間、取材で南種子町を訪れ、茎南小学校児童らと交流した。
 川端さんは日本テレビ退職後の1998年、高校時代の仲間が有人ロケットを打ち上げるまでを描いた「夏のロケット」で小説家デビュー。もともと宇宙への強いあこがれがあり、「手作りロケットを飛ばすという夢物語が現実になりつつある今、『夏のロケット』を書き直したかった」と説明する。
 滞在中、宇宙航空研究開発機構の若手スタッフに話を聞き、茎南小児童の田植えを取材。種子島の四季折々の風景も物語の中に盛り込んでいきたいという。早川書房の月刊雑誌SFマガジンでの連載が決まっており、「タイトルは未定だが年内には連載を始めたい」と意気込みを語った。

これは楽しみです。