岡山大学にチェリャビンスク隕石を提供 [ロシアNOW]

 ロシア科学アカデミーの研究者らは、すでに研究結果を得ている。主にケイ酸塩鉱物からなり、10%以下の亜鉛、鉄、クロム、コバルト、アルミなどの金属が含まれる。この小惑星の年齢はまだ定められていないが、これまでの評価から、約45億年と考えられている。

チェリャビンスク隕石が日本へ [VOR]

各国の研究者らは多大な関心を寄せ、少しでも多くこの現象の科学資料を得ようと、落下隕石の破片の捜索と研究に入念な作業を続けているロシアの研究者らに問い合わせをしてきているが、この研究に関してロシアの科学者らは、天体の希少な破片の分析経験にたけた日本に頼ることを決め、すでにウラル連邦大学からチェリャビンスキ隕石の破片の一部が送られた。

研究の依頼先を日本に決めたのは、岡山大学が2010年イトカワ小惑星から持ち帰られた試料の分析を行なっていることに起因する。イトカワ小惑星の試料は文字通りほこりほどの極わずかなものだが、すでにロシアのチェリャビンスク隕石と非常に似通う物理・化学的特質を持っていることがわかった。

このため日本が協力の申し出をしてきたときは、我々は進んで学術交換の合意にのぞみ、研究用の試料を差し出した。4月にはロシア人研究者らが日本に向かう。共同研究の申し出は多くの国から寄せられているが、日本の最新技術とメソッドはロシアのそれを十分に補い、この科学的現象の解明に共同で取り組むことを約束してくれるものだ。

あのロシアの隕石、イトカワサンプル研究で実績がある岡山大学地球物質科学研究センターに提供されたようです(ちなみに鳥取県にあります)。まさにこれは「大は小を兼ねる」ならぬ「小は大を兼ねる」ですね(?)