ファルコン9ロケット、次の打ち上げから再使用実験を実施 [sorae.jp]

 ファルコン9ロケットは現在スペースX社が運用中の主力ロケットで、先日のドラゴン補給船運用2号機を含め、これまで5機が打ち上げられている。そして現在、エンジンと推進剤タンクを大幅に改良したファルコン9 バージョン1.1(ファルコン9 v1.1)が開発されており、今年の6月18日にカナダの衛星カシオペ(CASSIOPE)を搭載して、初めての打ち上げを実施する予定となっている。そしてこの打ち上げで、第1段を回収する実験が試みられる。

 マスク氏はこの実験について「第1段は分離後、まず弾道を描き、そして大気圏再突入の前に衝撃を和らげるために減速噴射を実施します。またその後、着水の寸前にもう一度エンジンを噴射することになります」と説明した。

 マスク氏は、この回収実験が1度や2度で成功するとは思っておらず、成功の前にいくつかの失敗を経験するだろうとも語り、またこの着水実験を何度かこなした後、来年の中ごろを目処に、打ち上げた発射場と同じ場所に、第1段を軟着陸させる実験に着手したいと明かした。

想像してたよりかなり早いですね! なんと今年夏にも実験を開始するようです。まずは1段目が海上に落下する際に減速噴射を試みる模様。