ケプラー宇宙望遠鏡が故障、太陽系外惑星探査に暗雲 [CNN]

NASAによると、ケプラーは14日、方向制御に必要な「リアクションホイール」という部品の1つが回転しなくなり、太陽光パネルが太陽と反対の方向を向く「セーフモード」に陥っているのが見つかった。管制とも断続的にしか通信できなくなったという。

現在、動かない部品の復旧が可能かどうか、または別の手段で制御できるかどうかを見極めている段階だという。

NASAのグランスフェルド副長官は「まだ終わったとは言わない」と希望をつなぐ一方で、地球から6000万キロ以上離れた距離にあるケプラーは「助けに行くことのできない場所にある」と肩を落とした。

リアクションホイールは4個あり、望遠鏡の方向を正確に調整するためにはそのうち3個を必要とする。しかし2012年7月にも1個が故障し、現在は2個しか機能していない状態だという。

宇宙望遠鏡ケプラー故障=観測打ち切りの恐れも−NASA [時事]

 NASAは14日、ケプラーが最小限の機能しか利用できない「セーフモード」に入っていることを確認。ケプラーが回転を始めたためで、姿勢制御装置であるリアクションホイールを使って止めようと試みたが、ホイールの一つが故障で動かず、成功しなかった。

ケプラーは1月にも同じリアクションホイールに不具合が発生し、しばらく休止した後に運用を再開していましたが、どうやら本格的に逝ってしまったようです。これでリアクションホイールの稼働数は2/4となってしまったため精密な姿勢制御が必要な観測ミッションは出来なくなりました。とはいえ既に定常運用期間は過ぎているため所定の成果は収めていると言えますね。なんか今回妙に報道が盛り上がってるのですが何なんでしょう。前回のトラブル時にはほとんどノーリアクションだったような気がするんですけどw