次世代基幹ロケット H3開発へ [NHK]

ふむ、なんかもう正式名称は「H-III」で確定の方向なんですかね。まだ今回の資料はアップされてないので分かりませんが。

現在、およそ100億円かかっている打ち上げ費用を、50億円から65億円程度に大幅に削減する計画で、2020年度に1号機の打ち上げを目指しています。
宇宙政策委員会の部会は、このH3の開発を今月中にも正式決定し、来年度予算の概算要求に研究開発費を盛り込む予定です。
開発にかかる最終的な金額は、およそ2000億円と見込まれています。

次世代H3ロケット開発へ…20年度打ち上げ [読売]

 次世代大型ロケットについてはすでに、宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ))と三菱重工業が「H3」(仮称)として、開発計画案をまとめている。液体燃料を使ったメーンエンジンや固体燃料の補助ロケットなど複数の部品を組み合わせることで機体のサイズを変化させられるようにし、中型から大型までの多様な衛星の打ち上げに対応させる構想だ。小型の固体燃料ロケットと部品を共通化したり、自動点検システムを導入したりして、コストを抑える。

次期H3ロケット民間主導=設計・開発段階から、宇宙政策委−予算、内閣府? [時事]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業が2020年度の初打ち上げを目指す次期基幹ロケット「H3(仮称)」について、内閣府宇宙政策委員会事務局が、開発予算を文部科学省から内閣府に移す検討を進めていることが17日、関係者への取材で分かった。
 宇宙政策委は来年度予算概算要求にH3の設計関連費を計上できるよう、宇宙輸送システム部会で月内に中間報告をまとめる方針だが、文科省は予算移管に反対している。
 同部会は17日、非公開で開かれた。部会長の山川宏京都大教授や事務局は記者団に対し、H3は設計・開発段階からJAXAではなく、民間が責任を持って行うべきだとの意見が多かったと説明。開発予算は国が確保するとしたが、担当官庁については明言を避けた。

H3ロケット開発へ 32年度打ち上げ 三菱重主体で [産経]

 後継機はH2Aの製造元である三菱重工業を主体に開発する方向で検討中で、民間のノウハウを活用して競争力を高める。JAXAは技術支援や発射場の管理などを行う見込み。

 会見した部会長の山川宏京都大教授は「世界のロケット開発は民間に移行しており、日本も抜本的に見直すべきだとの意見が委員の大勢を占めた」と述べた。今月中にも宇宙政策委員会で正式決定する。

次世代大型ロケット、民間主導で開発 宇宙政策委 [日経]

今月中にも開く次回会合までに三菱重工の意向を確認し、2014年度から開発に着手する見通し。

形としてはJAXAはあくまで技術支援の立場で参画し、最初から三菱重工が主体となって開発を進めるんですね。民間移管はH-IIA/Bで果たしていますし、商業利用を強く意識するなら当然の流れだと思います。ただやはりLE-Xという新規開発要素がありますし、そのへんまで丸投げして開発が行き詰まるとGXの二の舞ですからノウハウを余すところなく注ぎ込める態勢で臨んで欲しいところです。