新型ロケット積んだまま…トレーラー立ち往生 [読売]

あらら。

 ロケットを積んだままトレーラーを現場で4日程度かけて修理する予定。JAXA広報部は「修理が順調に進めば、8月22日の打ち上げ日程に影響はない」と説明している。

 JAXAによると、イプシロンの1段目は、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)で固体燃料を組み込んだ後、今月1日に内之浦港(肝付町)に陸揚げされた。約5キロ・メートル離れた打ち上げ場所の内之浦宇宙空間観測所(同)に、トレーラーで運んでいる途中、同観測所の約300メートル手前の国道でトレーラーの油圧系が故障したという。

新型ロケット:「イプシロン」輸送車故障で国道上に停止 [毎日]

積み荷が長さ約12メートル、重さ約100トンあり、「坂を長い間上り、負荷がかかったためではないか」と説明している。

新型ロケット 国道で立ち往生 [日刊スポーツ]

 エンジンの力を96個あるタイヤなどに伝える油圧系統が故障し、エンジンの力がまったく伝わらないという。ロケットとトレーラーの合計重量は約160トン。別の車両で観測所までの坂道を引っ張り上げるのは「リスク評価上、難しい」(JAXA)といい、現場でトレーラーを修理する方針だ。

 トレーラーは、イタリアのコメット社製の特注車だが、日通が国内に同型車を保有しており、故障部品を同型車のものと交換する。修理には最短で4日程度かかる見通しだが、5日以上かかれば、打ち上げ日程に影響する可能性があるという。

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JAXAでは車を所有する会社の担当者を現地に呼んで、3日、修理の方法を検討し、早ければ4日から作業に入るということで、国道の片側通行は少なくとも3日いっぱいは続くということです。

トランスポーターがああー! 油圧系の不具合とのことですが、装置の老朽化か重量のせいか。既に推進剤は充填されており、SRB-Aは一体型なので本体重量だけでも約70tあります。M-V時代までは分割して搬入されていましたがどんなもんでしょうね。早めに復旧できれば良いですが、まあ打ち上げそのものに問題は無いでしょう。