撮影ブースは太陽系 土星と水星から地球を同日撮影 [AstroArts]

7月下旬ごろ、宵の南西の空でおとめ座のスピカと並んで輝いている土星。その土星の観測を2004年から行っているNASAの探査機「カッシーニ」が、7月19日に土星と地球との2ショットを撮影した。

土星を周回するカッシーニは、太陽から見て土星の裏側(画像2枚目)に回りこんだタイミングで、土星の美しい環と青い点のようなふるさと地球を見事に1枚に収めている。土星の公転軌道は太陽から地球までよりもおよそ10倍遠くにあり、撮影時の地球からの距離は約14億kmあまり。ここに見えている地球の姿は、撮影時よりも約80分前のものだ。

土星の輪郭とのコントラストも相まって綺麗ですね。青い地球の隣には月もしっかり写っています。