第一期水循環変動観測衛星「しずく」の気象庁での利用について [JAXA]

第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1:Global Change Observation Mission 1st - Water)には高性能マイクロ波放射計2(AMSR2:Advanced Microwave Scanning Radiometer-2)が搭載されており、その観測データはリアルタイムで気象庁に送信されています。このAMSR2のデータには大気中の水蒸気や海面水温の情報が含まれていることから、気象庁JAXAは共同でそのデータの有効利用のための調査や技術開発に努めてきました。
この結果、気象庁が発表する天気予報の基礎資料を作成する数値予報システムにおいて、降水予測精度の向上が期待できることが確認できましたので、平成25年9月12日よりその利用を開始します。

うむ、順調に観測ミッションに勤めていますね! 従来はTRMMなどを用いてきましたが、その空白部分を高精度に補完することで予測精度向上に繋がるそうです。