初めての胃カメラ記

もちろん鼻からキメてきました。口からなんて恐ろしいっ…！
結論から書くとめちゃくちゃ楽でした。「鼻からでも気持ち悪かった」という人もいるようで緊張しまくっていたのですが、全く杞憂でした。お医者さんの腕が良かったのでしょうか。

耳鼻科のファイバースコープは何度かやっていますが、物にもよりますが胃カメラの場合はその2倍ほどの太さがあります。
当日は当然ながら朝食抜き。病院に着くとまず胃の中の泡を取る薬を飲みます。小さいコップ一杯ほどのスポーツ飲料のような飲み物です。そしてベッドに横になって胃に行き渡らせるためゴロゴロと2回転。次に鼻の穴の通りを良くするためのスプレーをシュッと。これは耳鼻科のアレと同じようなものです。そして仰向けになり数回に分けてゼリー状の麻酔薬を鼻から注入します。「喉まで垂れてきたら飲み込んでもいいですよ」とのこと。飲み込むと大量の鼻水のようで一瞬うへっとなる。するとすぐに麻酔が効いて唾が飲み込みにくい感じに。声は普通に出せます。胃カメラのチューブと同じ太さのストローを鼻に突っ込んだまま待機。
じき先生がやってきて、左向けに寝転んで胃カメラ挿入。鼻の穴が狭い人などは鼻奥に痛みを感じるそうですが、自分の鼻は耳鼻科の先生が「広っ」と言うほど広いおかげか全く抵抗なく通っていきました。まな板の鯉状態で固まっていると、全く気付かぬ間に胃カメラが食道の入り口に到着。「飲み込んでー」と言われてングッとするとひょいっと入っていきました。麻酔が効いているおかげか気持ち悪い感じは全く無く、なんか通ってるなーという程度の感覚。あっという間に胃に到着。
そして十二指腸へと進入。なんか腹の奥でグイグイしてる感じが伝わってきます。胃に戻ってガスを注入し内部のシワを広げて観察。この頃になると緊張感が解けてディスプレイを一緒に見るだけの余裕が出来てきました。内部はツルツル。胃液が通った後のスジのように見える部分を採取するのですが、胃カメラの中に小さいハサミのようなものをスルスル通していって胃壁の粘膜をペリッと取りました。痛みは全くなし。そして胃カメラの先端を曲げて胃の入り口方向を観察したりした後、空気を抜き取って胃カメラをスルスル抜いていき終了。全く異常なしでした。うむ、正直拍子抜けするほどあっさり終わりました。喉の反射が結構強い方の自分がこんなに楽というのはよっぽどですよｗ　採取したサンプルの検査結果は1週間後に。
喉の麻酔が引くまで小一時間ほどは飲食を控えなければいけませんが、鼻に残った麻酔薬がちょびちょび喉に垂れてくるためもう少しかかりましたｗ