宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会(第5回) 配付資料 [文部科学省]

GPM主衛星を打ち上げるH-IIAロケットの安全管理に関しての資料が上がっています。昨日提出されたものですがロケットのナンバリングは先日報じられた「24号機」ではなく「23号機」となっており、これはもう訳が分かりませんねえw まあ最新の資料というふうに考えるとこれが最有力なんでしょうか。ということでタグはF23で。
他にも色々な情報が載っておりますが、今回のF23で使用されるSRB-Aは「みちびき」を打ち上げたF18と同じく高燃速推力パターンだそうです。計画値でリフトオフ後99秒、高度47km・距離30km・慣性速度1.5km/sで燃焼終了となっています。これはF21の場合だと115秒・高度51km・距離35km・慣性速度1.5km/sですのでかなり早い段階で速度を稼いでいますね。H-IIBの場合だと114秒後で高度53km・距離51km・慣性速度1.9km/sで、これはSRB-A4本が効いていますね。あと同じSRB-A4本といえば現時点で唯一打ち上げられたH-IIA204型のF11ですが、こちらはリフトオフ後117秒後・高度66km・慣性速度2.2km/sとかなりの加速度ですw
ちなみにイプシロン試験機の第1段に用いられているSRB-Aはほぼ同じ112秒後ですが、ロケット自体が小型なので高度88km・距離70km・慣性速度2.6km/sとエライ事に。