中国、月面探査機発射成功も有人着陸計画は先送りか=中国報道 [サーチナ]

 記事は、中国初の無人月面探査機「玉兎号」が2日午後に打ち上げられたことを紹介。その一方で、上海航天技術研究院の関係者が「進んでいた有人月面着陸への準備はしばらく先送りされることになった」と語ったことを伝えた。

 また、「玉兎号」の打ち上げに用いたロケット「嫦娥3号」に続く「嫦娥4号」がすでに生産段階に入り、予定どおり打ち上げが行われる見込みである一方、計画中だった「嫦娥5号」は開発が中止される予定であるとした。

 記事は、10年に「嫦娥2号」が打ち上げられた際、月面探査プロジェクトのリーダー的専門家で、中国科学院の欧陽自遠氏が「20年には有人月面着陸ができる」と発言したこと、11年には「嫦娥1号」の総設計師である葉培建氏が「25年前後に実現」と語ったことを紹介。しかし、今年1月には欧陽氏が「明確なタイムスケジュールはない」と話すなど、従来の発言から大きく後退したとした。

 記事は、同研究院関係者が「国力を鑑み、宇宙ステーション建設に重点を置くため」とその理由を語ったことを併せて紹介した。

んーまあ確かに宇宙ステーションや有人月探査を同時進行なんて米ソでもやりませんでしたからねえ。