アンタレスロケット、シグナス補給船運用1号機を打ち上げ [sorae.jp]

 シグナスOrb-1には、ISSへの補給物資として、合計1,465kgもの宇宙食や新鮮な果物、そして実験装置や修理部材、超小型衛星などが搭載されている。今回の打ち上げは、ISSへ物資を輸送するNASAとの商業契約(CRS)に基づく初のミッションで、今後プログレスやATV、HTV、そしてスペースX社のドラゴンとともに、ISSを補給面で支えていくことになる。

 シグナスによる補給ミッションは、今回を含めて全8回が計画されているが、先日ISSの運用が2024年まで延長されることが決定され、それに伴いミッションは増えることになろう。

 アンタレスの打ち上げは今回で3機目となるが、これまでの2機とは異なり、第2段の固体ロケットモーターがキャスター30Aから、より強力なキャスター30Bへと換装し、打ち上げ能力を強化した、アンタレス120と呼ばれる機体が使われた(従来の機体はアンタレス110)。

 またシグナスの4号機(Orb-4)からは、搭載能力を2,000kgから2,700kgまで向上させた、増強型のシグナスが使われる予定となっており、それに合わせてアンタレスも第2段にさらに強力なキャスター30XLを搭載し、打ち上げ能力をさらに向上させた、アンタレス130をデビューさせる予定だ。

シグナス補給船とアンタレスロケットの増強についてまとめられていましたので。先日打ち上げられたアンタレスも前回に比べて増強されていますがそれをさらに増強し、加えてシグナスの与圧部を拡張しペイロードが35%向上されるそうです。ここからがシグナスの本気ですね。
シグナスのISS到着は明日の20時〜21時頃の予定となっています。