中国を巻き込むか? オバマ政権の有人宇宙探査方針 ISSは運用延長、運用経費と日本の対応はどうなる [日経ビジネス]

 日本がISSへ打ち上げている貨物輸送船「こうのとり(HTV)」は、2016年度打ち上げ予定の7号機までの運用が決まっているが、その後は未定だ。こうのとりと打ち上げ用H-IIBロケットの製造には2年以上かかるので2017年度以降どうするかは、2014年度中に決めねばならない。ISS参加を継続しつつ予算を圧縮したいならば、欧州の商業打ち上げ最大手であるアリアンスペース社がアリアン5ロケットで行っているような一括大量発注で、2024年度までのこうのとりH-IIBを確保するという手もある。しかし、本当に米国が2024年までISSを運用するかどうかはその時になってみないと分からない。

そうそう、2016年以降の「こうのとり」の運用も未決定のままでは製造にも着手できませんよね。国際協同計画なんですから規模を維持するにしろ縮小するにしろ早めに立ち位置を確保しておくべきだと思うんですけど、そのあたり話の進んでいる気配が全くしてこないので不安になってきます。