DPRの電源をオンにしました! [GPM-DPR スペシャルサイト]
3月1日(土)にハイゲイン・アンテナは、データ中継衛星システム(TDRSS)を通じて地上との通信を開始しました。
TDRSSを通じることで、GPM主衛星の観測データは3時間以内で取得できるようになります。また、3月2日(日)9時43分、DPRの電源をオンにしました。
現在GPM主衛星は順調に機器を立ち上げているようです。
■GPM主衛星、姿勢制御の問題は解決 観測に向け準備着々 [sorae.jp]
GPM主衛星は2月28日3時37分(日本標準時)、種子島宇宙センターからH-IIAロケットによって打ち上げられ、高度約390km、赤道に対する角度が65.0度の軌道に投入された。その後、衛星から信号が届き、通信のやり取りができるようになり、また太陽電池パドルの展開にも成功した。しかし、衛星の姿勢を制御するリアクション・ホィールの使用率が想定よりも高いことが判明、運用チームはその後に予定されていた作業を一旦止め、問題解決に当たっていた。
発表によれば、衛星に搭載されているもう一つの姿勢制御装置である、磁気トルカを調整することで解決できたという。磁気トルカというのは、電磁石を使い、衛星をコンパス(方位磁針)のようにN極を北極に、S極を南極に向けることができる装置だ。
何か少しトラブルが出ていたようですが、どうやら姿勢制御が不能になるというほどのものでは無かったようです。