新型基幹ロケットの開発及び打上げ輸送サービス事業の実施事業者の選定結果について [JAXA]

うむ、いよいよ正式に出揃いましたね。

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は、新型基幹ロケットの開発及び開発したロケットを用いた打上げ輸送サービス事業の実施を担う民間事業者(プライムコントラクタ)の選定について、平成26年2月27日より公募型企画競争を実施し、応募資格要件の確認及び提案にあたっての要求事項への適合性を評価した結果、プライムコントラクタとして三菱重工業株式会社を選定いたしました。
 今後は、平成26年度当初より三菱重工業株式会社を中心とする民間事業者と協力して、新型基幹ロケットの開発に着手する予定です。

大幅に向上させ、2020年代以降の日本の宇宙輸送を担うとともに、高い国際競争力をもって衛星打上げ市場への本格参入を目指す新しいロケットです。
【特徴】
全シリーズに亘って中央の液体ロケットは共通仕様とし、製造や運用を効率化
静止トランスファ軌道GTO)への打上げにあたっては、固体ブースタを装着(装着本数を6本までの間で調整)することで、多様なニーズに柔軟に対応

【開発スケジュール】
平成32年度の試験機打上げを目指し、平成26年度当初から開発に着手予定

【開発内容】
機体開発(構造系、電気系、推進系、衛星フェアリング
エンジン開発(1段エンジン、2段エンジン)
固体ブースタ開発
射点/射場設備開発

H-II以来の抜本的な新規開発となります。一見構成は似ていますがブースター無しのコアステージのみで離床可能で、中型衛星にも低コストで対応可能となります。しかしブースターはどんどん寸胴になっていきますねw ブースター取り付け部は1段目のかなり下の方に集中するためか、イメージ図では下部の金属構造部分が大きくなっているように見えます。

新型ロケット「H3」、開発主担当に三菱重工 JAXA [日経]

 主力ロケットはJAXAを主体に開発してきた。政府は開発段階から企業に主体性を持たせてコスト削減を進め、打ち上げサービスの国際競争力を高める狙いだ。JAXAは2月末に公募し、三菱重工だけが応募した。

まあそうなりますよね。しかしMHIMRJに加えH-IIIとなかなか大変です。それまでの間にIHIは先行するイプシロンで打って出るでしょうか?