『プロフェッショナル 仕事の流儀「宇宙工学者・國中均」』を見た

はやぶさ2」の製造シーンが緊張感あって良かったですねえ。西山先生やIES兄こと細田さんも出て来て、というか最後の方は細田さんが主人公になっていましたがw、宇宙研に入荷したIES(イオンエンジンシステム)のフライトモデルを慎重に取り出して8時間かけてチェンバーに組み付け、初運転させるシーンなど手に汗握りました。そのFMが届いたのが3月1日、つい先月なんですよね。打ち上げは12月、國中先生もプロマネとしてかなり厳しくハッパをかけていましたが、もう相当ギリギリの余裕が無いスケジュールの連続。
かつては予算不足からジャンクパーツで寄せ集め、「荒唐無稽」と言われるほどの基礎研究段階だったIESを初代「はやぶさ」計画に間に合わせるために夜もうなされながら実用レベルにまで押し上げたことに比べれば、という話でもないですが、ひとつの長旅を踏破したその足取りは力強いですね。μ20の中和機を搭載したドバイの衛星DubaiSat-2には韓国製のイオン源が搭載されていたそうですが、そのイオン源の動作不良を細かい仕様も解らないままアドバイスして改善にこぎつけたのも強いと思いました。
にしても、NASAからの「はやぶさ2」ミッション相乗りの相談とは一体どのようなものなのでしょうか…?


ちなみに番組中出て来た研究室には…



この大漁旗が掲げられていてニヤリとしましたw 再放送は10日木曜24時40分から。