『シドニアの騎士』が面白い

今期もロボアニメが色々ありますが、その中でも特にハードSF寄りなシドニア。弐瓶勉作品は『BIOMEGA』から入りましたが、ストーリーを背景から読ませるタイプの作風なため人を選びがちです。また画風も相当コントラストが深く独特。そこがまたハマると癖になるんですが、『シドニア』はかなり目に優しい画風に変わり、またロボットものということで取っつきやすさも加わり見事アニメ化を果たしました。
『シドニア』の特徴としてはバトルと日常シーンのバランス感覚ですね。シリアスな笑いやハーレム（？）ラブコメが展開され、かと思えば容赦なくキャラクターが退場したりもします。「光合成」や「不死」、あとはネタバレになるので避けますがそういった技術水準設定や世界観をじわじわ展開し読み手を惹きつけます。
アニメではフルCG作画ということで放送開始までは自分をはじめ若干不安視する流れもありましたがｗ、蓋を開けてみるとかなりの高水準。キャラクターはよく動きますし、あまりデフォルメしない原作の絵柄に十分マッチしています。特に星白には気合入りすぎです。ロボット「衛人」の大隊の描写などは本当にCGならではですね。序盤の見所である「重力祭り」はそれはもう圧巻でした。音響も素晴らしいですよね。BDは5.1ch収録と聞きましたが、この出来なら確かに劇場クオリティで視聴したいと思います。先行上映会の見られる関東が羨ましい。
あとOPも『シドニア』の世界観を存分に表現しており、またバックトラックのアレンジも非常に自分好みなので速攻買いました。ヘッドホン推奨です。ｳﾁｸﾀﾞｹｰ

シドニアの騎士 一(初回生産限定版)(Blu-ray Disc)
逢坂良太 (出演), 洲崎綾 (出演), 静野孔文 (監督) | 形式: Blu-ray
DVD発売日: 2014/05/28
時間: 48 分