宙に浮く日本初の位置天文衛星 国際情勢が翻弄 [日経]

ナノ・ジャスミン、なかなか飛ばないなと思っていたらこんな事態になっていたとは…

 日本のロケットで日本から打ち上げるのではなく、旧ソ連のロケット・ミサイル技術を継承したとされるウクライナの「サイクロン4」というロケットで、ブラジルのアルカンタラ射場から打ち上げを計画していた。ロケットはあるが自国に発射場がないウクライナ、発射場をつくりたいがロケットがないブラジル、人工衛星を打ち上げたいが費用や軌道などの面で日本からは打ち上げられない日本の3つがタッグを組んだ計画だった。ところが、ブラジルの発射場建設が遅れに遅れ、衛星は現在、東京大で保管され出番を待つ状態が続いている。

 日本のロケットに乗り換えようにも、日本は安全性の要求レベルが高いうえ、切り離し装置の違いなどから大幅な設計変更を迫られるなどの事情もあり、容易ではない。

 ウクライナからの要請でようやくブラジルが発射場建設を急ぎ始めた矢先に襲ったのが、ウクライナ情勢の緊迫。ウクライナとの連絡も滞り始めたという。

うーむ、ASNARO-1もそうですが、海外の小型衛星打ち上げはこういうのが多い印象です。