「だいち」の衛星画像300万枚から2年かけて生成、5m解像度の全球3D地図 [INTERNET Watch]

先日開始された「全世界デジタル3D地図提供サービス」についてのインタビュー記事。

 「欧米やロシアに先んじてなぜ日本が今回のサービスを提供開始できたかといえば、ALOSという衛星が位置の精度において非常に優れているからです。ALOSの稼働時は、位置精度という観点では世界のマーケットシェアを取るようなデータを取得できていました。“細かく見る”という点では欧米が先を行っていますが、位置精度についてはALOSは世界最高峰です。その位置精度で得られた画像をさらに解析して標高データを生成すると今回のデータになるわけです。衛星の位置精度の高さは日本の宇宙技術の“売り”であり、『全世界デジタル3D地図提供サービス』はそれを生かしたサービスだと言えます。」(筒井氏)

「だいち」は高い位置決定精度を達成しており、これを実現するためには衛星の構体の歪み無さや姿勢決定精度などが重要です。これについては確かだいぶ以前に「達成できていない」みたいな報道をされたことがありましたが、データの蓄積により大きく改善し、それが今回のような地図生成サービスに繋がったわけです。