日本、火星有人探査を目標に 国際協力で推進 [47NEWS]

 日本が国際協力で進める将来の宇宙探査の目標を、火星の有人探査とする案を文部科学省がまとめ30日、同省の小委員会に提示した。

 日米やロシア、中国などが1月の国際会議で、有人の火星探査を国際的な長期目標と位置付けたことに合わせた。各国の宇宙機関の話し合いでは、2030年以降に火星を目指す考えが示されているという。

 文科省の案は、火星まで段階を踏んで進めていく方針で、国際協力による有人や無人の月探査などを想定している。日本は無人輸送などの得意分野を中心に参加するが、費用対効果を十分に検討するとしている。

火星有人探査、目標に=国際協力で30年代にも−文科省案 [時事]

 会合で文科省は「国際宇宙探査への参画は、宇宙先進国の地位を維持、発展させるために不可欠」とした上で、火星を長期的な目標に設定。国際協力の下で無人探査など段階的に計画を進め、有人長期滞在技術の開発にはISSの活用が効率的とした。

無人輸送能力の提供となると、HTV発展型による軌道間輸送を想定したものになるんでしょうね。気になるのは、そこまで行ってもあくまで有人輸送はスルーし続けるのか?ということです。もちろん無人輸送機の重要性は高いですし、HTVの技術が活用されるのは嬉しい話ですが。一歩引いた感じが拭えないんですよね。