超小型衛星「雷神2」がクラス最高の高解像度地表撮影に成功 [東北大学]

ついに出ましたね! カラーでの5m分解能画像ですよ。

7月2日(水)に、梅雨の晴れ間の日本列島を捉えて、HPTを用い、地表の高解像度カラー画像(RGBの3色画像)の撮影に成功しました。場所は新潟県南部の南魚沼市の一部、約3.2km x 2.2 kmの範囲です。地表での空間解像度は当初目標にしていた約5mを達成しており、重量50kg クラスの超小型衛星としては、世界最高の性能を更新したことになります。こうした成果は、HPTの優れたセンサー技術と、衛星バスシステムの高度な制御が噛み合うことによって達成されました

画像からは確かに細かい道路などが判別できます。今後はスペクトル撮影に臨むそうです。相当なポインティング能力が求められますが、以前サイエンスZEROで取り上げられていた立体視観測にも挑戦していくことを期待ですね。