5年後に「月面着陸」…政府が研究開発本格化へ [読売]

 政府は、無人探査機による月面着陸・調査に向けた研究開発を本格化させる。

 月の地質調査などを行い、資源利用の可能性を探る計画だ。2019年度の打ち上げを目指し、文部科学省が15年度の概算要求に関連予算を盛り込む方向だ。

 今後は、〈1〉狙い定めた位置にピンポイントで降り立つ能力を持つ着陸機〈2〉くぼみの多い月面をスムーズに走行できる探査車〈3〉昼と夜が地球の時間で2週間ずつ続くため、長時間の蓄電が可能なバッテリー――などの開発が技術的な課題となる。

 宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ))が、米航空宇宙局(NASA)の技術協力を受けつつ、民間企業も交えて開発を進める方針だ。

うむ、とりあえずタグはSELENE-3で。今月頭にも同様のニュースが報じられていましたが、宇宙開発利用部会のサイトをチェックしてみると該当の資料がアップされていました。

資料5-1 無人月探査ミッションに関する日米協力の検討状況 (PDF:164KB)

議事録まではまだ公開されていませんのでこの資料だけだとどのような分担になるかまではちょっと分かりませんが、NASA側としては国際協力を前提としたミッションで概念検討中とのことなので、ある程度は柔軟に対応されるんでしょうか。JAXA側としてはピンポイント誘導がセールスポイントのようですね。